起業・創業しようする方に対して、国や地方自治体が様々な助成金制度を設けていることをご存知でしょうか?
平成25年に成立した「産業競争力強化法」により「地域における創業支援体制の整備」の方針が打ち出され、この国の方針に基づいて都道府県や市区町村において創業支援事業が実施されています。実施時期や内容は自治体によって異なりますので、創業を予定されている方、又は創業して間もない中小企業の方(創業数年未満)は、「〇〇県 創業助成金」と検索してみてください。
一例として千葉県が実施した『ちば創業応援助成金』についてご紹介します。
※ご注意:平成29年度の『ちば創業応援助成金』の募集を既に終了しています。
『ちば創業応援助成金』は公益財団法人「千葉産業振興センター」が運営しているもので、創業予定又は創業間もない事業者の先進的なアイデア、研究開発及びビジネス創造に対して、事業の開始や運営にかかった経費の一部が補助されます。助成金ですので融資と違い返済の必要はありません。
制度の主な内容
(平成29年度「ちば創業応援助成金」の実施内容ですので、他の自治体による同種の助成金制度とは内容が異なります。)
- 助成の対象となる経費:原材料費、外注加工費、事務費(通信費、会議費)、設立登記費、店舗・事務所改装費等
- 助成金額:助成対象経費の3分の2以内(最大200万円)
- 募集期間中に事業の内容説明書、計画概要等を提出。申請内容について審査され助成金の交付が決定される。(申請すれば必ず助成金が貰えるわけではありません)
- 助成の対象となるのは、交付決定日以降に行った活動にかかった経費となります。申請前に支払った経費などは助成の対象となりません。
審査を受けなければなりませんが、助成金額も大きく、何より返済の必要がありませんので、創業のタイミングが合うならば検討する価値の高い魅力的な制度を言えると思います。