【補助金】ものづくり補助金、採択率アップのための傾向と対策

みなさん、こんにちは。アイデア光る補助金エキスパート行政書士の中牟田です。

ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)のこれまでの申請及び採択状況のデータが、公式ホームページ「ものづくり補助金総合サイト」で公表されています。

今回公表されたデータから、ものづくり補助金の傾向と対策を考えてみます。

 

(1)採択率19ポイント低下
「申請件数の推移」によると、採択率が、前回2次締切での57.1%から、今回3次締切では38.1%と19ポイントも下がっています。

応募者数は1,202増えたにもかかわらず採択者は630も減少しています。

3次締切において、申請された事業計画の内容・質が急速に低下したとは考えにくく、もしかすると審査の基準が厳しくなったのかもしれません。

締切回 応募数 採択数 採択率(%)
1次 2,287 1,429 62.5
2次 5,721 3,267 57.1
3次 6,923 2,637 38.1

 

(2)加点が採択に大きく影響
もうひとつの注目ポイントが「加点項目の数」です。
加点項目が増えると採択率も上がり有利になっています。

しかし、加点の有利さも低下傾向のようです。

採択されやすくするためには(採択率50%)加点項目は3個以上欲しいところです。

加点項目数 採択率(%)
0個 14.5
1個 21.4
2個 39.7
3個 59.3
4個 75.7
5個 84.6

 

(3)通常枠はかなり厳しい
3次締切では、通常枠の応募者数2,363の内、採択数は489。採択率はわずか20.1%。

全体採択率よりもさらに18ポイントも低くなっています。

特別枠の登場によって、通常枠が割を食い厳しい状況になっているようです。

 

今後の対策

以上のような傾向から、現在募集中の4次締切の申請では、次のような対策が必要ではないかと思います。

■特別枠で申請する

■加点は3個以上取る

【ご注意】以上は当事務所の見解であり、採択率を高めることを保証するものでは全くありません。この見解に従った結果、不採択になった場合でも当事務所は責任を負いません。